トラウマ、ある種の洗脳施設

2020年12月19日
男性普通自動車免許
15年前

【宿泊施設】
2.3畳の個室。パイプベッドとテレビしかない。毎朝早起きして専用のバスで通学。教習が朝からなくても出発に間に合う様に起きなくてはと言うプレッシャーがストレス。バスの運転手が50前後のサングラスかけたパーマ頭のチンピラ風のおじさんで、帰りのバスで満員だったため見送って次の便に乗ろうかと見ていると、急に『乗るんか、乗らんのかどっちなぁゴルァ!!』と怒鳴られる始末。当時は若かったことと、閉鎖的環境から自分が悪かったのかと落ち込んだが、振り返ると、運転手の方がおかしい事に気づく。あの様な輩を雇っている時点でお察しの会社だろう。

【食事】
食堂で毎日似たようなメニュー。朝はゆで卵、パン、キャベツの千切り、コーヒー。可も不可もなくだった。

【周辺環境】
何もない。と言うか外に出る案内がロクにされないため、出てはいけないのかと錯覚させられる。教習が始まる時間からは、指定の場所以外は絶対通るなと、厳しく言われるため萎縮してしま、結局校内で時間を潰すことになる。当然夕方まで寮には帰れない。

【教習所】
受付が冷徹。最初のオリエンテーションも冷徹。一秒でも予定の時間に遅れたら卒業が伸びると脅すくせに、説明も早口で一度しか言わないため初めから軍隊のよう。質問しても、受付はうんざりした様子で対応してくる。
当時校外に横断幕を掲げながら拡声器で叫んでいる人がいたため、スタッフに尋ねると、あれはほっといていいから、と言われた。
後でネットで調べると労使問題で訴訟起こしてたことが分かった。もはやカオス。
安いだけあって教習生の質が極悪。不良風の土方見習いの大型特殊の受講者や、やたら声のでかいキャバ嬢、転職しまって二種の免許取ろうとしている柄の悪いおっさんなどなど。不良同士で出会って付き合っている輩もいた。校内に居るしかないため、ベンチに座って時間を潰していると、嫌でも話しが聞こえてる。
時間潰しなんてできる環境はなく、ひたすら、ベンチで瞑想をして過ごす、余計病むのスパイラル。二週間が半年程に感じる。他も書いているが、まともに姿勢を保てない硬い岩石の椅子。冷房の効いてない非常に寒いロビー。チャンネルを変えれないテレビ。もはや監獄。

【指導員】
毎回教官か異なるため教え方も異なり、中々上達しない。どの教習も場を和ませようとする努力もなく、指導の流れもない。では行ってみましょうとだけ言って、思った運転でないと、ダメだしをしたり、急ブレーキを踏む。一言で言えば教え方が下手。また高圧的。徐々に自信を失っていく。若さとホームシックもあって精神を病む。

【総合評価】
近所の教習所より10万安くても、絶対行くべきではない。自分が引きこもりか不良少年で、更生施設に入所しようかと考えているなら止めませんが。ただ普通に免許が欲しいだけなら他人にお金を借りてでも他に行くべき。
教習中は自分は運転が下手なんだと洗脳されるが、取得後に運転し始めて自分で腕を磨くと、他の教習所に通った人より上手だったとわかる。必要以上にハードルを上げて評価し、いちゃもんをつけてくる指導員ばかり。自分がブラック企業でこき使われているストレス発散を生徒にぶつけていたのかと思える。

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