2026閑散期レビュー
2026年の閑散期に入校し、無事ストレートに卒業できました。テンプレに沿っていくつか記録を残します。
【教習】
15日間のスケジュールが組まれており入校初日からさっそく運転します。7日目までを第一段階(学校内コース)、それ以後を第二段階(路上教習)としていて、各段階の最後に「修了検定(仮免許試験)」「卒業検定」があります。前者は学科と技能両方があり不合格の場合受験料がかかるので、ここにリソースを割いたほうがよいです(私の時は同期の5%程度が仮免学科に落ちていました)。また、各試験前に効果測定がありますがこれは不合格でも差し支えないのであまり気になさらぬよう。仮免さえ合格すればあとはなんとかなります。
教習は1コマ50分で、1日に午後2コマだけという日もあれば終日学校に居るような日もある。内容は学科と技能に大別されます。
学科は学校で受講するものもありますが、大半がオンライン形式なので、要領よくやれば観光や遊びを楽しむ時間を作ることができます。ただしこのオンライン講義はくせもので、専用アプリを使って視聴するのですが、例えば受講中に他のアプリの通知を触ってしまったり、カメラのAI判定で正常な受講と認められなかったら修了まで1分のところまで視聴していても水泡に帰してしまいますから注意が必要です。学科試験はとにかくテキストを2、3周くらい読んで、youtubeを聞き流し、webの「楽勝問題」をやれば合格できます。800円の紙の問題集を買うことをすすめられますが後々ごみになるので不要です。
技能はひたすら車を運転します。S字・クランク・縦列駐車といった運転技術に加えて、短時間でコースを覚える力などが問われます。本人の適性に加えて教官との相性も大いにあると思います。どうしても、あの教官は良い悪い、というふうに捉えられがちですが、自分が目的を達成する(合格して運転できるようになる)ためにうまく使う、くらいの考えで接すると良いと思われます。後述しますが、自動車の運転を過大に評価して悩んだりしないようにしてください。
教習予定は、スマホでQRコードを受付の端末にかざすとメールで送られてくる仕組み。
意外と教習の予定が前日になって変わったりするので忘れないようにしてください。教習予定が変わればバスの予約も変更しなくてはなりません。また、メールで送られてくる卒業検定の日程はあくまでも仮の日程なので注意が必要です。みきわめ合格の翌日が卒業検定です。
送迎バスについても注意が必要です。この教習所は市内に点在する宿泊施設から教習生を輸送しておりこれをミスると授業や卒業・受入れの予定も狂うわけですから、学校側も神経を尖らせています。前日の16:30までに迎え時間・帰り時間の予約をアプリで入れる仕組みです。アプリのUIが古くやりづらいかと思いますが、毎日のルーティーンとしてバス予約の確認はマストです。自分の都合で予定を変更したり、バスに乗れなかったりすると送迎部門に電話したり出向くなど都度手続きが必要です。正直、教習本体以外にバス関連に必要以上にアテンションを奪われるのが、地味にストレスになることでしょう。
最後に、教習の全体的な流れとしては初日のオリエンテーション時にざっくり説明されて資料を渡されるだけなので、不明点が出てくると思います。疑問点がでたら都度、受付に確認するとよいでしょう。独りで来ていても、同期やホテルが同じ人などと情報交換しながら通うと良いと思います。
※ 卒業検定の日の流れとしては、7:30集合、その後試験→合格発表、10:30卒業式で11:30に米沢駅行きのバスが出発します。合格発表がされてから新幹線は予約しましょう
【喫煙】
校内では喫煙所以外での喫煙は厳禁です。私が宿泊していたパークホテルも全面禁煙で、外で喫煙することが求められていました。喫煙者はけっこう多いようです。
【宿泊施設】
米沢パークホテルという教習所直営の宿泊施設でした。部屋は普通のビジネスホテル並で、基本的なアメニティ・設備は揃っています。外出可能時間が6:00-23:00で朝食が6:30-8:15、夕食が18:00-19:45と決まっています。
特筆すべきは朝食・夕食で、1Fの食堂でとるのですが、日々栄養バランスの取れた質の良い食事がでてきます。ご飯の量を尋ねられますが、これはアメリカのマクドナルドと思ってもらいたい。
「少なめ」で普通、「普通」で大盛りがでてきます。米どころである山形の美味しいお米が贅沢に食べられる楽しさがあります。また、2週間に1回米沢牛のステーキが出ます。
洗濯は1回200円、乾燥機は100円です。
館内の自販機は高いので、飲み物は徒歩5分程度に位置する薬王堂(朝から夜までやっている)などで購入し冷蔵庫で保管するのが良いかも知れません。
清掃は3日に1回で、別途タオル交換日がある。タオル交換はその日でなくてもフロントに頼めば対応してくれます。
他、ハンガーは3本しかないので、室内で衣服を干すなどには足りないかも知れない。
ホテルおとわ、りょうぎんのことは分かりませんが、だいたい似たような感じなのではないでしょうか。
なお、パークホテルとおとわは学校まで徒歩圏内ですが、りょうぎんですと歩くことは無謀ですから、りょうぎんの方はなおさらバスを逃さないようにしなければいけません。
【食事】
前述の通りホテルの朝食・夕食が充実しており、昼食は学校内の「フレンドリー吾妻」でとることになっています。そちらも大学の学食のような感じで、ボリューミーで美味しい。とにかく合宿中に食事の質と量に困ることはないでしょう。
市内にも美味しいお店がたくさんあるようです。私の周囲は「特急寿司」を推していました。
【周辺環境】
米沢の街の作りとして、JR路線の内側に市街地が形成されている。米沢駅前は歯抜けの商店街とスーパー等があるのみで、中心部は最上川の西側に展開している。都市部でよくみられるチェーン店はスタバをはじめとして米沢にも豊富にあるが、ひとつひとつがロードサイドに距離感をもって点在しており、それらを都会の感覚で徒歩移動しようとすると苦労します。ホテルで自転車を貸し出してくれると思うので利用してもいいと思います。バスや鉄道は1時間に1本クラスで、充実していません。歩行者は学生ばかりの、完全なる車社会です。
教習の空き時間に色々観光できると思います。私は上杉神社、上杉城史苑、東光の酒蔵、ナセBA、山形高等工業(山形大)、我妻栄記念館、赤湯温泉などに行きました。その他、市内をぐるっとまわるくらいの時間はあるので楽しんでください。時季によっては最上川沿いを散歩するのも気持ちいいです。ただし、くれぐれも熊には気をつけてください……。
また、ホテルで見られる地元ケーブルテレビのNCVはなかなか面白いのでおすすめです。
お土産は上杉城史苑または米沢駅2Fがおすすめ。いずれも学校から5%OFFの割引券がもらえます。
【教習所】
他の教習所と比較はできませんが、きれいで設備がととのっていると思います。
【指導員】
ここは大規模な学校で、教官がたくさんいるようで、毎回のように違う人が担当となりました。
さて、自動車学校の特性として以下の3つの理由により一般社会と少し違った常識が形成されているようです。
① 自動車というきわめて危険な代物を扱うこと
② 教習生は車内で生殺与奪を握られること
③ 上記2つの理由により学科や技能以外の生活態度といったところにまでその一挙一動が生死にかかわるというような堅い空気がある
ある程度社会経験がある人であれば、こういう所なんだと割り切ることができますが、学生さん等は雰囲気に飲まれて、叱責されるなどしたら萎縮してしまうのではないでしょうか。そんなに気にすることはないですよ。自動車の運転は人間の一側面に過ぎませんから、重大にとらえることはありません。ここを間違えると、必要以上に自分の能力や人格まで責めたり、教官の言動の変化に依存するようなハメになります。
また、ひとつ頭に入れておきたいのは米沢という土地柄です。米沢の学校には上杉鷹山の肖像画が掲示されていると言いますし、公共施設に「ナセBA」と名付けるくらいには「なせばなる」という底堅い精神が、米沢の人には根付いているようです。
そして、米沢の方言はアクセントが平坦で語尾があがる、言ってみれば現代的ともとれますからまったく聞き取れないということはないが、時々ぶっきらぼうに聞こえることがあります。
こういった理由により、必要以上に怒られているように感じることもあるかもしれない。でも、悪意をもって指導する人など稀でしょうから、額面通りに受け取らず、うまくつきあっていってください。
【総合評価】
とてもいい経験をさせてもらいましたし、教習から帰った今も米沢が懐かしく、また行きたくなっています。