長文になりました、、、地獄だったが、今は全部がええ経験になった
無事に卒検を合格して家に帰ってきたんやけど、見慣れた風景に囲まれてるからか、この2週間はなんや夢みたいで、正直あんまり実感がない日々やった。運転って向き不向きがあるもんやと思うけど、自分は子どもの頃から体育はずっと落第で、手足動かすのも一番苦手やし、バランスも悪いから自転車すら乗らへんタイプやねん。それに、めちゃくちゃ方向音痴で、スマホのバッテリーが切れた夜に、バス停から家まで徒歩5分の距離を2時間ぐらい迷ったこともある。
最初はちょっと免許をなめてたところもあって、「合宿免許は合格率99%」とか「アホでも取れる」みたいな話を信じてもうて、どうせ就労ビザ待ちで時間あるし、暇つぶしに行ったろぐらいの軽い気持ちやったんよ。でも、実際行ってみたら、ほとんど地獄やった。体育以外はだいたい褒められてきたし、なんとも早く習得してきた優等生タイプやった自分にとっては、この経験はほんまにキツすぎた。毎日ショックで、夜中の2時3時に目覚めて涙ボロボロ流して、「誰でも取れるって話が本当なら、自分は人間以下、いや猿以下やん…」って思うぐらい凹んでた。普段タバコあんまり(ロケ以外)吸わへんのに、一時期はほぼ一日一箱ペースで吸ってたぐらいやし、そんなにメンタル弱いとは思わんかったけど、合宿やからこその環境ってのもあるんやろな。
体育などで苦手意識があることは元々わかってたけど、それでも学校やったら他に得意な分野で自信持てたり、堂々と生きられた。せやけど合宿はほんま、運転技術だけで人を評価される世界やな…。しかも一人ぼっちで、喋る相手もおらん。自分はもしかしたらナルシストなぐらいプライド高い人間かもしれへんやな、、、ただの指導員から失望したような目で見られたり、「なんで覚えられへんの?〇〇さんはちょっとおかしいですよ」って嘆かれたり…。その時は平気な顔してたけど、それは寮に帰るまで必死に我慢してただけやねん。ドア開けた瞬間から涙ボロボロ出てきて、眠れへんくて、自傷行為までしてもうた…。毎日耐えられへん日々が永遠に続くようで、一人ぼっちで、毎晩劣等感に押し潰されそうになって、クラクラしながら夜中に起きてもうた。そのとき、自動車学校を舞台にした脚本を書き始めてん…。一応、うちは映像系出身で、映画とかも作ってる人間やから。
まあ、幸い最後には合格できた。いろいろ複雑な気持ちがあって、一言では言い表されへんけど…。
これは、外人の自分が卒業した直後に書いた、支離滅裂な体験記みたいなもんやけど、実際は運転技術にちょっとでも向いてる人やったら、たぶんこんなにしんどい体験にはならんと思う。せやから、ここまで心配せんでもええと思うで。
話がめっちゃ脱線してもうたな…。本来はこの南湖自動車学校の口コミを書いてるつもりやったんやけど…。
実際、良し悪しもはっきり言いにくいところやねんけど、他の人の口コミに似たような体験もやっぱりあったわ。
寮とか施設とか、決して悪いとは言えへん。安い学費で温泉とかプールとかにまで期待してへんし、これぐらいの設備なら普通に問題ないと思う。ほんで、一番大事なんはやっぱり指導員のところやな。
他のコメントでもよう言われてることやけど、今回はほんま痛感した。実際、自分と合うかどうかは最初からちょっとずつ気づいてた部分もあるんやけど、第一段階で指名カード出すのはちょっと恥ずかしかってん。技術が下手くそなくせに指導員のせいにして否定するなんて、自分のメンタル的にちょっと違うなぁと思って、結局カードは出さへんかったんやけど…。でも、今思えばほんまに出したほうがよかったなと思う。
最後のほうで、頻繁に自分と配車になった小林先生、もしかしたらなんで毎回この子なんって思ってはったかもしれへんけど、実際は強調しておくために、図々しく毎日小林先生を指名してたんや笑。人によって体験はそれぞれやし、否定はしたくない。せやけど、合わへん人もたくさんおると思うのは確かやわ。せやから、自分に合いそうな指導員に出会えたら、もう図々しいぐらいに「この人ばっかり指名」ってするのが、ほんまおすすめやで笑
自分は関西弁ゴテゴテやから、たぶん福島の訛りがすごい橋本先生とはお互いによう通じへんかったけど…。
でも小林先生は若々しくて、毎回うちの関西弁のマネしてくれたり(あと自分がトラックとか見かけたとき思わず出た「ああああ」など変な声のマネも…笑)、軽い会話しながら楽しい運転できた感じがしてん。なんか、教習っていうより、年の近い男の子とドライブ行ってる気分やったわ。ほんま楽しかった。最初に車乗ったときなんか、ビクビクしてる自分に「怖くないよ、走って走って。なんかあったら僕が守ってあげるから」とか言うてくれて…。なんかちょうどええチャラさ?(笑)で、軽くツッコんでくれたり、細かいとこでも「ほら、できるやん」って優しく褒めてくれてな。ほんま楽しかってん。運転以外でも、プライベートな話も小林先生とだけはつい喋ってしまった。
こんなほんまなんもない田舎で、ずっと苦手なことばっかり繰り返す毎日やと、若い子たちが一瞬で軽い男女関係になってもうたりするのも、なんかちょっとだけ理解できた気もする。寂しい毎日の中で、たまに受け取った優しさって、ほんまに心に残る重宝やもん、、おかげさまでたまにはこの人のために、もうちょっとだけ我慢しよう。諦めんと頑張ってみようかなって、ちょっとアホらしいけど、そう思えることもあったんよw、、なんか、素朴な田舎男子の魅力に、ちょっとやられたって感じやわ(笑)小林先生大好きやで、小林先生がホストになったら、うち絶対シャンパン入れてナンバーワンにしてあげるぐらい好きやでって、そんな軽い冗談も本人に言うたことあるw
なんか推し指導員の話に深掘りしすぎたわ、、、あと、自分のおすすめなんやけど、卒検担当してくれた佐藤先生も、たぶん指名カードでめっちゃ人気ある先生やと思うわ、せやから最後に何回指名カードで出してもあんまりあったてくれへんかった。卒検当日に先生の顔見たときは、ほんま緊張がちょっと溶けたというか、なんか安心したんよ。検定が終わったあと(ちなみに最後のポール止めはほんまクソみたいな出来やったけど)、「最初と比べたらめっちゃ頑張ったな」とか、「諦めんといてよかった、これからも安全運転してな」とか、温かい言葉いっぱいくれて、現地で泣きそうになった(ええ意味でね)
もちろん、年配の先生の中にはちょっと厳しい人もおる。方向音痴のうちに「全コースの道順と適切な速度全部覚えてください」って言われたときは、ほんまに諦めかけたもん…。でも、実際めっちゃ優しい先生やで。その見極めのときの塩田先生ね、、うちはほぼトラウマレベルの苦情を言うてもうてんけど、そしたら若いとき特殊免許?かなんかで5回ぐらい落ちたエピソード話してくれて、それにはほんま感動した。あと須藤先生、石井先生、服部先生とかも、自分にとっては楽しい教習体験をくれた先生たちや。
この長文コメントを読んでくれた人にはぜひおすすめしたい先生たちやね。
実際、それ以外にも優しい先生はまだまだおるんやけど、例えばみんなが仏さまみたいって言うてた岡部先生とか、、自分が下手くそすぎたからかもしれんけど、心配そうな目線でずっと見られてて…先生にはほんま申し訳ないんやけど、それが逆にしんどかってん…あと、ほとんどの先生は運転の話しかしはらへんねんけど、うちみたいなヤバめの学員を「助けてあげな」って気持ちで見られると、それも重たく感じるときがあるんよ。。。なんかもう、メンヘラ系の恋人に付き合わされてるみたいやって、、、
それに比べたら、小林先生の軽さ、バランスの良さがようわかるなあ、、ちなみに若さだけの問題でもないと思う。。もう一人、若い先生で、みんなから「サッカー」って呼ばれてる、サッカー少年みたいな顔の人がおってんけど、あの人は正直ちょっとキツかった。口調が荒いというか、社会人としての礼儀があんまりない感じで…。たまたま一回だけ当たっただけやけど、うちはその一回で心の中のブラックリストに入れてもうた。。「よく仮免取れたな」とか、嫌味を平気で言われて、ほんまにやめてほしかったわ。
馬鹿にされた感じというか、上から目線ばっかりで…こっちは初めて路上出るってときやったのに、反応遅すぎってあったりまえことやろ、、、あとあの「サッカー少年」は、一番しんどかった先生やないけど、門◯先生はだけは絶対指名カードで「避けたい先生に入れた方が、、、この合宿経験全体をだいぶ昇格できると思いますね。。自分の配車歴の中では、正直最悪やった。人によって合う・合わへんって話やなくて、あの人はたぶん誰にとってもちょっとトラウマもんやと思う。学科の教習では丁寧やし、学校内で会ったら普通に挨拶もできるし、無愛想ってわけでもないんやけど、、地元の生徒から聞いたら「ああいう育ち方してる人多い」って話もあって、ちょっと納得した部分もある。けど、今の時代な?教習生は学生かもしれんけど、教習所はこっちが金払って受けに行ってる場所やろ?せやから教え方とか、そういう態度はちょっと見直した方がええと思うわ。
受付の人の中では、一番かわいいお姉さんやなって思ってた芳賀さんが、今日卒検の前にうちの関西弁がめっちゃ気に入ったって言うてくれて、「卒業したら寂しくなりますね」って声かけてくれはってん…。もう、なんも言うことないぐらい、ほんまにお世話になりました。
総合的に言うと、ほんま複雑な体験やったわ。しんどいこともいっぱいあったけど、そのおかげで脚本のあらすじはだいぶ仕上がりました(自分は常に一番しんどいときが一番インスピレーション湧くタイプやからな)絶対に自動車学校の人らには見せたらあかん内容やと思うわ…特に小林先生には、、、
今でも、免許自体はそこまで「絶対ほしい!」とは思ってへん。車にもブランドにもまったく興味ないし、ほんまは撮影機材を運ぶために必要やから取ろうとしてただけやし。正直、他の人がずっと運転してくれたらそれが一番楽やなって思ってる。。せやけど、いろんな体験して、いろんな人と出会って、自分の貧しい人生の中で一部になってくれたことは、ほんまによかったと思ってる。おすすめできるかどうかって言われたら、、、うちみたいに体育に向いてへん子は、もっとチヤホヤしてくれるようなとこの方がええんちゃうかなって思うけどな、、、別にそうじゃない子なら、南湖でもぜんぜん問題ないと思うし、むしろおすすめの方と思います。合う人には合う学校やと思います。