途上国の留置所

【宿泊施設】
お泊まりセット？そんなものより友人だ。
ゲームやマンガという「友人」で代用しても構わない。
とにかく、ひとりはやめておけ。

【食事】
低賃金の労働者の作業でできた料理を、胃に入れるだけの食堂。教習で殺意を抱いた教官と相席になるイベントなら不定期で開催中です。
感情を抑えることを学ぶ場所でもあります。

【周辺環境】
教習所に恨みを持つ人間が多いのでしょうか？
教習車は公道で存在を否定されます。
商店街は遠く、まるで隔離病棟のようです。
ここにくるまでのバスは隔離施設に送られるバスに雰囲気がそっくりです。めずらしい経験となるでしょう。

【教習所】
ヨーロッパを連想させるレンガ風タイルの外壁。まるで2流建築士が設計したようなモダンな構造。90年代の終盤を印象づける建物です。
年数が経ち、一部の学習用PCが壊れているように一部の職員の頭も壊れているようです。

【指導員】
たくさんいる教官のうち種類は２つ。
ひとつは指導員。それは生徒が立派なドライバーになるよう指導してくれる先生たちのこと。
ふたつめは誘導員。
確実な不合格へと導く優秀な誘導員。

教習において誘導員の同乗料金に関して割引券のくじ引きでもすれば生徒のやる気もUPするでしょう。給料とは労働の対価です。

【総合評価】
廃校とブートキャンプの中間に位置した雰囲気ですね。100点満点中ならば、教師の裁量で落第を免れた点数です。
交通事故がなくならない理由のひとつを学べた気がします。