コスパ良し。

【宿泊施設】
出羽旅館に宿泊。繁茂期のみの男性専用寮という事で様々に推して知るべし。
朝食、夕飯がつくがクオリティは友達の家のご飯といったところ。つまり、そのうち慣れる。量は多いので飢えることはない。
食事の時間は指定時間内なら自由なので、9時くらいにして教習帰りにラーメンといった事も可能。
自転車の借用が出来るので、地図で見た印象よりも活動範囲は広く出来る。近くに温泉や美術館もあるので半日くらいならのんびり過ごせるだろう。
【食事】
毎日お弁当は支給される。ただ、食事場所が学科教室しかなく椅子も限られているため、あまりいい環境とは言えず手をつけない人もチラホラ。
一応、前日に申請を出せばカップヌードルなどに引き換える事は出来る。出羽旅館もだが基本的に野菜が多めなので、カップラーメンを好む味覚の人との相性はよくないのかもしれない。
食事の項目ならばこの地域のラーメンは外せない。何故だかわからないが酒田のラーメンは独ソ戦の戦車めいた怪物的進化を遂げており、2週間程度では到底味わい尽くせない圧倒的なラーメン地区と化している。教官の中にも詳しい方がいるので、興味のある人は色々聞いてみよう。隠れている店も多い。
【周辺環境】
徒歩で観光するのは根性がいるだろう。素直に自転車を借りるか、送迎バスである程度送ってもらうのが観光では必須である。
昼飯と合わせて2コマ程度空けば、1km程先のラーメン屋にまで足を伸ばすことも出来る。結構混むので時間には気をつけよう！
【教習所】
学科教室は公民館の借りる部屋といった程度、一番長くいるであろう待機室の空気は基本どんよりしている。漫画がわりと揃っているので時間つぶしは可能。また、コースもあまり広くはないため多少の混雑が生じている事もあった。学科講習で観るビデオは全国共通なのだろうか。少々古めの映像であった。
【指導員】
噂のセクハラ野郎は消滅していた。ただ、指導員により多少指導内容のクオリティに差があるように思える。他者の評にもあったが、真摯に指導してくれる方と少々のんびりした方がおられるので、温度差には気をつけたい。（まぁ常に真面目にやれば問題はないのだが）
特に学科講習は生徒側も温度差は目に見える。真摯な方が多いだけに、少々残念である。
しかし、全体を通して指導員を不快に思った事は殆どなかった。多少クセの強い御仁はおられるが2回くらいで慣れるもので、色々な人との出会を楽しめた。
【総合評価】
自分は教習所をここしか知らないので2だとか4だとかと言った相対的評価をつける事は避けたい。
強いていうならば、良いところもあり不便なところもありといった施設。地域との繋がりもある様で、値段を考慮すれば優良な教習所と言えるだろう。
ここからは非常に個人的感想になるが、2週間結構楽しかった。
最初の一週間はヘロヘロで終わり倒れる様に寝ていた事もあり早寝早起き、野菜たっぷりの食事で健康になった気もする。
1日の教習が終わり最上川を橋で渡る際のなんとも言えない充実さは夏のいい思い出になった。願わくば、この教習所を選んだ人にもいい思い出が出来ますように。