5段階評価で4。個人的にはwhite。

普通自動車免許
メンチカツ

【宿舎】
 学校寮は1Fが食堂とランドリーで、2F~4Fが宿泊用の個室。
シングルルームと、2~4人程度の部屋とがある。
複数部屋、シングル男部屋、女部屋が同じフロアにある。
部屋の中にはベッド、テレビ、LAN、冷蔵庫があり、ユニットバスも付いている。
空調も温度設定こそできないものの、ON(弱、中、強)とOFFの切替が可能で、快適な温度を保つことができる。

【食事】
食事に関しては、かなり質がいい。
寮のおばちゃんが作っては大皿に盛って、それを教習生たちが各々取っていくバイキング形式。
味も悪くないし、おかわりもできるので、量の心配もなし。
やたらと納豆や海苔や梅干しなんかが出るが、他にもサラダやおかずが出るので欲しいものだけ取ればよし。
ランドリールームは洗濯機と乾燥機のコイン投入口が紛らわしく、間違えて入れたり、入れすぎたりしても返金されないので要注意。
これに関しては貼り紙だけでなく、口頭で注意が欲しかった。

【周辺環境】
周辺には、サークルKやダイソー、ちょっと離れてイオンぐらいしか無い。
一応ゲーセンはあるが、通う教習生はほとんどいない。そのレベル。
田んぼや畑ばっかりで、娯楽は皆無と言っていい。

【教習所&教官】
 教習所はあまり広い方ではなく、直線で40km/h出すのがやっと。
受付のお姉ちゃんは結構かわいいし、陰口とかも聞いたことがない。

学科教習は、一応教本を使って進めていくが、その内容はドライバーとしての覚悟&試験対策の2点がメイン。
教本とは別に、過去の事故発生件数、死傷者数、状況の内訳等を見せては安全について力説する。
その一方で、試験頻出部分は教本に下線を引いたり、何より対策用のプリントが非常に役に立つ。
また、空き時間に教習所のPCで効果測定対策ができるようになっており、設問毎に解説も入るので学習効果は高い。
本免学科試験の合格率は全国平均で86%程度だが、白根中央自動車学校卒業生は93%だとか言ってた。ちょっと前までは98%だったとか。
自身も地元に帰ってからほぼ対策無しで本免試験を受けたが、特に問題なく取得できた。
学科教習については優れていると考えていいと思う。

技能教習は、教官の説明は大筋(安全&円滑以外は特にこだわらない)では適切で丁寧で理解しやすい。
しかし、細かい部分(進路変更のタイミング、目視する場面等)の指導方針が教官毎に異なり、それが教習生を混乱させている面がある。
また、非常に温和で辛抱強い教官もいる一方で、態度の悪い粘着質な嫌われ者の教官もいる。
基準の甘い教官もいて、卒業検定は3人1組で行うが、自身と同じ組だったうちの1人が、余裕無くてキョドリまくり、急発進しかできない、1速2速の繋ぎが荒くエンスト寸前、安全確認&目視皆無、交差点でエンスト、と散々だったのに合格していたことには恐怖を覚えた。
彼と同じ道路を走るのは勘弁願いたいので、落とすところはきちんと落として欲しい。

【その他】
 合宿生は高3男子が多く、次に大学女子、大学男子というような構成だった。
高3男子は口ピ腰パン等一見DQNが過半数だが、喋ってみると意外に常識人だったりして、確かに学力は低いが大学男子より話が通じたり機転が利いたり社交的だったり、使えそうな奴も多かった。
女の子は可愛い子も結構多いが、女子のみで固まっているので仲良くなるには結構根性が必要。
日陰っぽい男子もそれなりにいて、話しかけてもビビッて逃げちゃったりした。
寮のおばちゃん達は親切で、すれ違うと挨拶してくれるし、食事中に話しかけてくれたりもした。

洗濯物に関しては、物干し竿が無くハンガーも足りないので、持っていくかダイソーあたりで調達しなければならない。

AT・MT併せて同日入校者(3月3日入校)は16人程度だったが、
2輪か何かの免許を持っていたために学科免除だった1人を除いて、
MTで最短での仮免試験合格者は3人、卒業者は2人だった。

【総合評価】
 5段階評価で4。個人的にはwhite。
技能はセンスもあるが、学科は真面目にやればちゃんと合格できる仕組みになっている。
技能自体も、平均すれば良質だし、そこまで不満を感じはしなかった。
娯楽は全く無いが、スタッフ、教官、教習生全体見渡して友好的な人が多い。
「合宿の飯は不味い」という先入観は、良い意味で悉く裏切られる。これは嬉しい誤算だった。
ただし、教官の間で細かい部分での意思と指導方針の統一が為されていない点や、ハズレの教官がいる点、必要な技能が備わっていないドライバーを卒業させてしまう点等を差し引いてこのような評価とする。

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