まずは仮免まで耐えられるかどうか
【宿泊施設】
りょうぎんの自炊プラン。
調理設備があまりにも乏しい。洗濯機が備え付けなのは有難かったが、物干し竿が無く干すのに一工夫必要なのは勘弁して欲しかった。
【食事】
入校日にフレンドリー吾妻の食堂で昼食を食べたが、あまりにも不味かったのでそれ以来食べていない。
後、入校特典で米沢牛のステーキを食べる機会があったが、自炊プランの人は自分で調理しろと言われた。その上ミディアムレアにしようと思ったら肉が薄すぎてウェルダンになってしまった(それでも柔らかくて美味かったのは肉が良かったからなのか…?)。
【周辺環境】
遊べる所といえば上杉神社と自転車で10分以上かかる公園くらいのもの。りょうぎんだったら徒歩圏内にパチンコ屋があるが。スーパーはそこら中にあったので買い出しに関しては特にこれといった苦労はしなかった。
温泉は鷹山の湯があるが、教習時間によっては合宿中一度も行けなくなる恐れがあるので注意されたい。自転車でも遠いし結構迷ってしまうような所にある。
【教習所】
校舎が三つあり、それぞれ移動に時間が掛かる。それだけなら良いが、本校舎以外では予鈴やチャイムが全く聞こえないのが不便である。
喫煙所の場所も分かり辛い。最初間違って教員用の喫煙所に入ってしまった。
車によってクラッチの効き具合にぶれがありすぎる。簡単に繋がるのもあれば、いつもの操作でエンスト寸前までいってしまうのもあり、調整に苦労する。特に卒業検定であまりにもシビアなクラッチ操作を要求される車をあてがわれた時は何だこいつと思った。
受付上部にモニターがあって、そこに時限毎の教習生と教官の組み合わせが顔写真付きで映るのは便利な仕組みだと思った。地元の教習所にはそういう事をしている所が一切無く、講習が始まるまでどの教官に当たるのか全く見当が付かず不便を強いられるという声が多少なりともあったので。
【指導員】
教官によって指導力にばらつきがあるのはもう仕方の無い事であるが、肝心な所で教官によってやり方が違うのは勘弁して欲しい。例えば、シフトダウンに関して私は十分減速してブレーキペダルを離してからギアを落とすと教わっていたが、友達はブレーキペダルを離す必要は無いと教わっていた。また或る教官は30km/hに達したら3速に上げろと言っていたが、別の或る教官は2速で50km/h出していた。てか、出せるんだ…
基本的に、若い教官は教習生に対してあたりがキツく、高齢の教官は親切な印象。私は高齢の教官と当たる事が多く、親切に教えて貰い、操作を間違えた時や標識・他の教習車等の見落としをして危険な運転になってしまった時には叱って改善点を教授してくれた。その節は色々ご迷惑をお掛けし、本当にお世話になりました、K先生。貴方の御陰で無事卒業を迎える事が出来ました。
【総合評価】
この教習所は概ね良かった。勿論ムカつく(というか、気が滅入る)教官も居たが、あんなものを扱う資格を取らせるのだ、そりゃ厳しくもなる。言動や人間性はともかくとして。
元々原付免許を持ち、カブをしょっちゅう運転するから解る事だが、車は簡単に人の人生を滅茶苦茶にする、危険な存在だ。教官が厳しいのは、それの扱い方を教えるからである。合宿生は教習所が最短で卒業させる事に注力しているようだから寧ろ甘いとすら思う。
とにかく、教官に色々言われて精神的にキツくなっても、まずは仮免まで耐えて欲しい。その後の路上教習は、嘘のように楽しくなる。私がそうで、第一段階では技能教習が嫌で仕方無かったが、第二段階に入って路上に出るとなると途端に気が楽になり、技術も上達した。
教習生皆が路上教習に入ってから教官に怒られる事も無くなり気が楽になった、何で最初あんなに厳しかったのかと口々にこぼしていたが、場内コースは運転する上での最低限の技術を習得する場だ。逆に言えば、場内コース程度をこなせないのでは公道に出せないのだ。だから第一段階はあんなに厳しくされたんじゃないかと今では思う。